筋膜リリースとストレッチ講座
姿勢改善に重要な筋膜リリースとストレッチ
筋膜リリースは、筋膜(筋肉を覆っている薄い膜)の緊張や硬化を和らげる事で、身体の柔軟性を向上させ、痛みの軽減や動作改善に貢献する物理療法・マッサージ療法として広く欧米で用いられています。
スポーツ選手、ヨガ等、体を酷使するアスリートを中心に筋膜リリースの有効性が高く評価されています。筋緊張や筋硬結により、筋膜に歪みが生じることによる運動連鎖の変化が痛みや不良姿勢を誘発する要因の一つであるという考えから、姿勢改善には関節可動域改善が重要な役割を果たすと捉えています。
ストレッチと筋膜リリース学ぶことで痛みの軽減は勿論、動的姿勢改善に重要なマッサージ技術を学びます。
筋膜リリースとストレッチ講座概要
筋膜リリースとストレッチ講座では、筋膜性腰痛や慢性痛、そして姿勢改善に特化したストレッチから筋膜リリースマッサージの技術を習得します。この講座は、筋膜トリガーポイントの正確な触診、筋膜の滑走性を高めるスキンロール技術、筋肉層間(表層と深層)の癒着リリースにより関節可動域改善と姿勢・動作改善に重点を置いています。
受講者は、筋膜リリースとストレッチをより効果的に運営する為、ディープティッシュマッサージやトリガーポイントセラピーの技術を総合的に活用し、関節可動域を改善し、関節アライメント改善による関連痛の軽減、姿勢改善の知識と実践テクニックを習得します。機能解剖学に基づき、筋肉や関節包が姿勢や動作に与える影響を学び、骨格スケルトンやアプリケーション、検体解剖写真を用いてその理解を深めます。
加えて、チェンマイ大学医学部における献体を用いた解剖学実習を通じて得られた知見を基に、最新の筋膜リリース技術を学びます。これにより、受講者は筋膜リリースとストレッチの最先端の知識と技術を習得し、痛みと関連痛、姿勢改善に重要な実践マッサージテクニックを身に付けます。
筋膜リリース&ストレッチ受講対象者
筋膜リリース&ストレッチ講座は、医療分野で活躍する理学療法士、作業療法士、介護士だけでなく、健康分野に従事する多様な専門家にとっても必須の技術を提供します。トレーニングのスキルを超えたマッサージ技術の習得を目指すスポーツトレーナーやヨガ、ピラティスの講師、さらにリラクゼーションやタイ式マッサージの技術を効果的に深めたい方にも最適です。
スケジュール期間とコース受講料金
RSMのマッサージ講座はご自身のレベル、目的に合わせて3つのコースを用意しています。下記のリンクからコース内容を確認の上、ご質問・予約を行ってください。また電話での直接相談なども行っています。
コース内容 個別マッサージトレーニング - 2日間 or 3日間
短期集中マッサージ講座 - 海外留学7日間
プロセラピスト養成 - 海外留学26日間
🔸関西国際空港08:30発〜チェンマイ12:30着の直行便にて来校されると、最も効率的にレッスン受講が可能になります。
🔸関空以外から来校される方は、SkyScanner等でご自身にスケジュールに合ったフライトをお選びください。
🔸デポジット(予約金)を入金して頂いた方には、レベルに合わせた事前予習PDFを送ります。
🔸コース受講の事前相談等は受講申込&お問合せページよりご連絡ください
動的姿勢改善に特化したRSMの筋膜リリースとストレッチ講座
可動域と姿勢改善には様々なマッサージ技術がありますが、RSMでは下記に示した代表的なテクニックを的確に運営する技術を習得します。
① 関節可動域改善を目的としたダイレクトストレッチの効果的な運用(筋繊維の方向に沿ったマッサージストローク、② 筋肉の癒着や拘縮のリリースを目的としたクロスファイバーフリクション(筋繊維の方向とは逆方向のマッサージストローク)とASTR(Active Soft Tissue Release)、③ 痛みの原因であり、関節可動域制限を引き起こす筋硬結(トリガーポイント)の効果的な触診方法とそのリリース方法、④ 関節の柔軟性と可動域を向上させ、筋肉の動きをスムーズ(滑走性の向上)にするディープティッシュマッサー、⑤ パートナーストレッチングと筋膜リリースを併用した関節可動域改善と動的姿勢改善
RSMでは、トリガーポイントセラピー、深部組織マッサージ、筋膜リリースとストレッチを効果的に運営する方法を学び、痛みの軽減と姿勢改善を提供できるセラピストを目指します。
ストレッチと筋膜リリースに重要なエンドフィールを理解する
筋緊張や筋硬結は筋膜に歪みを与え、姿勢に影響を与えることは勿論、その近辺の痛みや可動域低下を招きます。短期集中マッサージコースでは、ストレッチによるエンドフィール(関節を他動的に動かした時に最終域で感じられる抵抗感)から、関節可動域制限の要因を特定し、筋肉の滑走性、筋膜の歪み、可動域の左右差、代償性の動き、動作の癖、不良姿勢の原因を判断し、最適な筋膜リリースとストレッチを提供する技術を習得します。
加齢に伴う姿勢変化を最小限にする筋膜リリースとストレッチを習得する
筋膜リリースとストレッチは、スポーツ選手のみならず加齢に伴う姿勢変化にも対応できる重要なテクニックです。加齢に伴う膝の痛み等により、膝の完全伸展が困難になると、急速な勢いで高齢者特有の姿勢に変化していきます。
筋緊張や筋膜の歪みからくる痛みを軽減し、各関節が持つ本来の動作を引き出す筋膜リリースとストレッチを習得する事で、高齢者にも対応できる技術を身につけます。RSMの短期集中マッサージコースでは、より優しい筋膜リリースとストレッチでありながら結果を出せる痛みの軽減と姿勢改善を習得します。
スポーツ選手のパフォーマンス向上に特化した筋膜リリースとストレッチを習得する
スポーツによる特定筋肉のオーバーユース由来の筋緊張により関節軸の変化、筋膜の歪み、筋肉間の滑走性の低下は、スポーツ選手のに代償性動作を引き起こし、パフォーマンスの低下は勿論、将来的には怪我を引き起こすケースもあります。
RSMの筋膜リリースは、筋緊張、トリガーポイント、筋膜の滑走性など考慮した包括的な関節可動域改善を行います。筋膜の歪みや筋肉の滑走性を改善し、よりスムーズな動作を引き出せる筋膜リリースとストレッチ方法を何度も繰り返しトレーニングしながらその技術を習得します。
例えば股関節周りのストレッチでは、単関節筋と二関節筋がありますが、どちらを先にストレッチを行うかでその効果が変わってきます。RSMではプロ選手などのマッサージ経験と選手からのフィードバックなどを交えた実践で活用できるストレッチを教えています
スポーツ選手のコンディショニング維持に活用できるストレッチ手順
RSMで教えている試技は単関節筋と多関節筋を考慮したストレッチフォーマット(手順)で構成されており、このフォーマットを日々のコンディショニング管理に用いることで、スポーツ選手の特定部位の痛み、関節可動域低下をすぐに判断することができます。
選手固有の筋緊張、潜在性トリガーポイント出現部位、関節可動域を把握する事で、最適なマッサージを提供できる様になります。特にスポーツ選手のコンディショニングトレーナーには必須の技術を習得できます。