RSM International Academy 講師紹介
HIRONORI IKEDA
筑波大学大学院・体育研究科健康教育学スポーツ医学研究室出身
Master of Health and Sports Science @ Sports Medicine Lab. University of Tsukuba, JAPAN
RSMに来校する世界中の生徒に、痛みの軽減と姿勢改善を特化したマッサージ、ストレッチ、トレーニング方法を教えている。献体による解剖学写真、ipad、骨格スケルトンを使用し、専門知識のない方でも、基礎から応用まで実践的技術を習得できる様にトレーニングを行っている。
新潟県村上市出身。幼少期は佐渡島、小学時代は新潟市に住む。小学生よりサッカー、スキー、自転車、虫取り、海遊びに励む。中学時代に関東に引越し、日本体育発祥の地である東京新宿の成城高校入学。高校時代からモトクロス、自転車ロードレーサー、バレーボール、勉強に打ち込む。この頃から、スポーツ時の体の左右差や体の使い方に興味を覚える。
学生時代は、家庭教師アルバイトと英語・数学の塾講師で稼いだ全額をスキーに費やし、北米最大のスキーリゾート、カナダのウィスラー&ブラッコムにスキー留学と語学留学を合計5ヶ月間行う。ウィスラーの格安ゲストハウスに長期宿泊し、欧米人との共同生活から英会話は勿論、欧米人の考え方や生き方を学ぶ。帰国後全日本スキー連盟スキー技術検定1級トップ合格(北海道ばんけいスキー場)。この時からスポーツの動作分析にさらに興味を持ち様々なスポーツ動作をビデオで独自研究を始める。
カナダスキー留学中のスキーパトロール隊体験から、スポーツ医学の道に進むことを決意。サッカーFrance World Cup98の日本代表チームドクター副林徹教授、日本バイオメカニクス・スポーツ医学の権威の一人である宮永豊教授、日本オリンピック委員会(JOC)理事を務めた河野一郎教授等が在籍する筑波大学大学院スポーツ医学研究室に進学。日本代表コーチや選手、各分野で活躍されている教授陣の講義(日本サッカー協会会長・田嶋幸三客員助教授、ダンベル体操の権威鈴木正成教授他)を全て受講。スポーツ医学研究や同期生とのスポーツ動作議論に明け暮れ、深夜まで続くスポーツ医学研究室の医学論文勉強会にも参加。週末は他学部の寮仲間、同期の日本代表選手、海外留学生、国際関係学群、人間学群、社会工学、情報工学の新入生を交え、朝方まで学生寮で毎週末飲み会を開催。様々な年代、海外留学生の考え方や生き方を学ぶ。
大学院修了後、シューズメーカー研究開発部に勤務。インソールとシューズの開発に従事し、氷上で滑りにくいスタットレスタイヤ技術を応用した靴底を通商産業省工業技術院|産業技術総合研究所(現AIST)と共同研究開発。
冬季寒冷技術の学会発表、論文発表、特許習得。開発したシューズは日本流通経済新聞、北海道テレビにも放映され、北海道を中心に20年以上に渡り現在も販売されている。会社特別賞を受賞。日本靴工業会代表として日本工業規格JIS z8500改正委員、通商産業省機械技術研究所(生体力学)招聘型客員研究員を歴任。また、会社勤務する傍ら、スポーツトレーナー、マッサージセラピストとしても活動し続ける。
2000年を境に母親が務めるアパレル会社の通訳としてベトナムに20回近く渡航。東南アジアの活気と自由な生き方に魅了される。途中タイに訪れ、タイ式マッサージと出会う。スポーツ医学では見たことのないストレッチ等の技術と欧米人の人生を楽しむ姿に魅了され、2003年に海外移住を決意し、会社退職。タイ政府公認タイ式マッサージスクールITMにて日本人講師として初めて2年間勤務。
タイ式マッサージを機能解剖学を中心にマッサージ講座を開催。欧米から来校する生徒のニーズにより、講義内容が機能解剖学をベースとした痛みと関連痛の軽減、姿勢改善に徐々に変化。2013年を境にスポーツ医学を中心としたマッサージ講座を展開することを決意。毎週3回のマッサージと姿勢改善トレーニングを受講されていたチェンマイ滞在の日本人投資家のご好意により1000万円の返済無期限、無利息、事業に失敗した場合は全額返済免除の投資を受け、RSM(Recreation & Sports Medicine)を設立。2年半で返済。事業を10年以上に渡り継続。
RSMはリクリエーション(Recreation)、スポーツ医学(Sports Medicine)、マッサージ(Massage) の頭文字から取っており、リクリエーション部門では、象さんトレキングツアー、クッキングコース等のレクリエーショナル部門、カフェをマネージメント。そして自身が担当するスポーツ医学部門のレッスンを全て行う。7名のタイ人スタッフと共に、休み無しで10年以上に渡り会社運営。イタリア、スイス、フランス、ドイツ、スペイン、ウクライナでもマッサージ講座を開催。
コロナ禍直前に、日本に一時帰国した際、タイに帰国できなくなり、RSMを一時的に休眠。現金はタイバーツしか持ちわせておらず、絶体絶命の危機を迎える。日本の運転免許を習得する為、大型バイク免許実技試験-外国免許切替に挑戦し、初回一発合格。同時に二種免許も習得。得意のバイクで都内全域をバイク配達員として仕事を開始。タイに帰国できる迄の準備を行う。一日14時間、8ヶ月間無休で働き、配達月収日本一を3ヶ月連続達成、トップライダー認定される。その後、コロナ感染し2週間休養。以降は2位と3位を持続。また、コロナ禍こそ、普段出来ない事をする時と捉え、レンタカーで日本一周(九州、四国、北海道含む)を3ヶ月間で達成。Google Mapガイドレベル10習得。2024年3月現在7300万アクセスを記録。
コロナ禍でもRSMの再開準備を進め、2021年、RSMが考案したバランスボールヨガ(2004年から指導を開始)はイタリアの医師、大学、病院によりRSM卒業生が卒業論文として発表。主席卒業論文となる。
2023年から、RSMのスーポーツ医学系マッサージ講座を全面リニューアルし再開。痛みと関連痛の軽減・姿勢改善に特化したトリガーポイントセラピー、ディープティッシュマッサージ、筋膜リリースとストレッチ、姿勢改善トレーニングを開催。現在はチェンマイを中心にレッスンを再開。2023年より日本人向け短期集中コースを開講。同時に5年間開催していたイタリアサルディーニャ島でのレッスンも再開。2023年チェンマイ大学医学部解剖学研究室と共同で検体による解剖学実習開催。
2024年新年にはベトナムホイアンのスパに招待されスパマッサージ講座を開催。チェンマイでのマッサージ講座をベースにイタリアサルディーニャ島、、東京・大阪・熊本を開催
同時に元レアル・マドリードFC フィジカルトレーナー:シモーネ リパモンティ(現在カリアリ大学講師)とトップトレーニングを2025年より日本と欧州全域で開催予定。
現在に至る。